ダライラマ14世のメッセージから感じたこと。
2012年11月13日/ ジプシークィーンのひとりごと

何気ないジェスチャーと共に魂に響く愛のメッセージ
ユーモアを交えながら茶目っけたっぷりに平和を説く
ダライラマ14世
彼には2つのミッションがあるという
ひとつは人間価値の促進
愛、慈悲、思いやりなど人間的価値観を高めること
もうひとつは、異なる宗教観の調和
彼の亡命しているインドでは、仏教、ヒンドゥー教、ゾロアスター教
ほか多種な宗教が存在している。
チベットを追われインドに暮らすのは、
この異なった宗教観を統合する使命があったからだと
宗教~哲学的に異なった見解はあるけれど同じメッセージを伝えている。
それは人間として生きる倫理観。
宗教の名を使い争いをつくることが大きな誤解となっている。
わたし=わたしたちという広い視野を持ち
ユニバーサルレベルで共通の問題として捉え
お互いの宗教に敬意を持ち認め合うことが
平和の道があるという言葉に共感し、感動しました。
それは先日の穴口恵子「正直な女が幸せになる」講演会の内容とも
シンクロしていたことに気がつきました。
ほんとうのコミュニケーションをとるということは
自分の主張を通すではなく、お互いの違いを認め、
あなたもOK,わたしもOKと肯定していくこと。
個は全体を顕わす、といいますが
わたしたちの意識レベルをあげていくことの大切さを改めて感じました。
ひとつの出来事を、1つの側面からではなく
4~6方向、さまざまな方向から眺めてみること。
それがホリスティックな考え方だと。
そのためにわたしたちは色んな人と出会うのかもしれない。
意見や見解の違いから、
いいろいろな見方を体験、学習することができる。
あの人は常識がないとか、人間の質を自分の常識(ものさし)で推し量るけど
文化が違うだけだと捉えると、理解することができるのになぜだろう。
文化の違い。
その人にとってどうでもいいことが、
ある人にとって許しがたい行為となることがある。
たとえば、隣国の韓国では立てひざが「正座」だけど
日本ではお行儀の悪い人、になる。
欧米では部屋でも靴を脱がない
日本では土足で部屋に入ることは最大のタブーである。
たとえば欧米では、そばを音をたててすすることは、エチケット違反である。
そしてエチケットの国、イギリスでは
地下鉄の車内でハンバーガーを公然と食べるビジネスマンや
食事のフルコースをいただく貴婦人を見てびっくりしたことがある。
だけどその文化の違いを知ることによって理解しあうことはできる。
異文化を認め合うことができる。
人と人もそうなのだ。
たとえば、ワークショップなどグループワークでは
輪になって一人ひとりが感じたこと、起きたことをシェアリングする。
ハートから話す言葉を、ハートで聴いていると
人の問題は自分の課題と共時性を持つことに気づく。
そしてそこに愛のエネルギーを送るのだ。
自分の姿は自分では見えないけれど
人は鏡として、自分を映し出す。
そして癒しが起こり問題は解決する。
古代ハワイに伝わるホ・オポノポノの真髄と同じです。
国会討論でもぜひ、これをやってほしいと思いました!
沖縄の魔法の言葉は
「なんくるないさ~」と「だからよ!」「なんでかねえ?」
は3大癒し用語だとよく言ってますが
相手を否定せず受け入れ、中庸に生きること。に「つながります。
「てーげー」はよい加減?!
それを沖縄から学んでいます。
そうした文化の違いを心から楽しんでいます。
ダライラマ法王から感じる、癒しのエネルギーも
やさしくておだやかで、ユーモアがあって
まさに沖縄の持つ力に似ているような気がしました。
2歳で13世の生まれ変わりと認定され、たった5歳で即位
15歳で政治・宗教の最高指導者となったダライラマ14世。
24歳で国を追われ他国に亡命しなければならなかった自身の宿命を
自分のミッションと捉え、平和活動を続けるすばらしき指導者
心から尊敬し、親しみをこめて愛しています。
主催者のみなさま、
ボランティアスタッフのみなさまもおつかれさま、ありがとうございました!
またぜひ来ていただきたいですね!
Posted by gypsyqueen at 12:26